龍壽(浜松)
期間を空けずにラーメンに行くときは、嫁さんのご機嫌うかがいが大切。
この前めん虎にいったばっかだから、
今日ラーメンいくならさっぱり系の方が支持を得られるか。
t「今日は天日地鶏いく?」
嫁「うーん」
t「じゃ、龍壽いっちゃう?」
嫁「そっちのほうがいいかも。」
おし決定。
今回が二回目の来店。
新進気鋭、現在食べログで浜松市内ランキング1位評価のラーメン店。
さすが今日も15人ほどの行列ができております。
嫁さんが身重なので、できるだけ並ばせたくない…
北海道では並ばせまくってしまったので反省のt。
今日はできるだけ車で待たせることに。
1人で並ぶことしばらく。
とはいえ…店の前に書いてあったんだよな。
「2名以上で御来店のお客様は必ず全員で並ぶようお願いします…」
はっきり書かれてしまうと、うるさい人にほんとに文句を言われかねない。
でもさすがに妊婦さんはいいでしょ。
…
悶々としながらそれでも1人でしばらく待つ。
あ、うしろについに一組並んだな…
うーん…
と、そこへ嫁がきた。
あれ?まだだいぶ並ぶよ?
嫁曰く、もうそんなにかからなさそうだし、他の客の人目も心配だから早目に来たとのこと。
すまんこってす。
10〜15分ほど待ったころ、店内に通される。ここからは先に食券を買って、店内待合席にて待つ。
若夫婦二人で切り盛りしているたいへん小さな店舗。
席数もカウンター5、テーブル4のみで、あとは入口側に待合席が4席。
回転に余裕がでできたら、この待合席がテーブル席になったりするのかな?
今回はtが「特製芳醇中華そは 塩」「お茶漬け用ライス」、嫁は「味玉芳醇中華そば 塩」をチョイス。
食べログレビューで気になってたんですわ、「お茶漬け」。
チャーシュー丼も捨てがたいし、ラーメンライス推しとしてはライス単品も捨てがたいが、こいつはきっと試す価値あり。
おし発券。
…したところで、嫁がブレた。
「やっぱりチャーシュー丼食べたい…」
オイもう券出てきちゃったよ。
一度はガマンしたんだよね。
やっぱりムリだったんだね。
わかるよ… そういうとき、あるよね…
この夏休み、ダンナも嫁も体重増加に関して天井知らずです。
チャーシュー丼はラーメンとセットにすると安いため、店主奥さんに相談して、発券し直してもらいました。
忙しいのにすまんこってす。
やっと席が空き、我々の番に。
さあ着丼。
この美しさ…
ひと口。
うわー…旨味が優しく襲ってくる…
鶏と魚と貝の出汁に、実に良い塩梅の塩。
麺も自家製ってすごいすね。
加水ほどほどのストレート細麺。
スープをほどほどに吸って、いい喉越しで入ってきます。
しっとり鶏チャーシューと、低温調理によるレアな豚チャーシュー。
ん?鶏も低温?わかりません
チャーシューは正直、溶けて崩れる煮豚系が好きなんだけど、ここのレアチャーシューはバランス上、アリ。
そしてポルチーニ茸がまたなんともいい。香り、食感がメンマとはまた違うアクセントを付与しています。
すげーよこのバランス。この加減。
こいつはラーメンというより「そば」って感じがする。
中華そばでもなく、かけ蕎麦でもなく、
いうなれば、出汁と旨味の「そばビヨンド」。
鶏チャーシュー丼も手抜きなし。工夫されていて旨かった。
驚きはこれだけにとどまらず。
お茶漬けがこれまたヤバイ。
海苔と山葵つきごはんを、残ったスープに投入。
ごはんをスープにダイレクトしていいのはあっぱれ家の担々麺だけだと思っていましたが…
なにこれうまーい!これすきー!
上品な雑炊みたいな感じになった。
ただライスぶっこんだだけなのに、ほんとちょうど良い塩加減。
山葵も正解だわ。この食べ物には合う。
塩ラーメンのスープだからなおさら相性がよいのか。
いやでも醤油でこれやってもうまいだろうな…
飲んだ後にこれやったら昇天するわ…
おそるべし龍壽。
ラーメンライスの概念すら変えられてしまった…
旨味のかたまりスープは、お茶漬けによって完全消費されました。
丼が空っぽになったのは本当に久しぶり。
実に満足。
前にきたときは醤油にしたけどそっちも旨かったなあ…
塩、醤油どちらも、現時点で浜松トップではないか。tはそう思ってしまいます。
まだお若い店主なのにあっぱれ!